スリランカ旅行のハイライト「シーギリヤロック」

スリランカ2日目は、今回の旅行の最大の目玉「シーギリヤロック」に登る。
このミステリアスな遺跡は、その昔この国の不思議な王子様が、財産目当てでパパを殺して、とっても大きな岩の上に王宮を作ったという、なんとも人間臭くそしてまったく訳の分からない歴史を持つ遺産。
でも、きちんと世界遺産に登録されている、とっても由緒正しい遺跡。
入場料US30ドル(4,260Rs)を払って中へ入ります。スリランカにしてはかなり強気の値段設定。
ちなみにスリランカ国民はもっと安い。先進国以外の観光地はどこでもは外国人向けとローカル向けの2重価格になっているのが普通なので、ここもご多分に漏れずといった感じ。
シーギリヤロックへ登頂

入場料を払って敷地内へ

一応お城の跡地なのでお堀も完備

シーギリヤロックの岩の高さは200メートル。ただ、この場所が既に標高100メートルくらいなので、岩自体の高さは100メートル程度とのこと。
まずは岩のふもとまでてくてく歩いて、

ここから登頂スタート。まずは門みたいなとこをくぐり抜け・・

階段を上る

もはや岩山クライミング(笑)

岩壁沿いを進む。この後ろの螺旋階段の上にシーギリヤレディの壁画が

シーギリヤレディ(写真が撮れていなかったので Bernard Gagnon 氏撮影のものを拝借してマス)

途中の門。ここからは完全に岩のぼり

隣の山も登れるみたいよ

こえーなこの簡易歩道

片道1時間かからない(40分くらい?)くらいで頂上へ

表側。一面のジャングル

裏側。もっとジャングルw
それにしても眺めが良くて風も吹き抜けるので気持ち良い。

頂上は昔の王宮だったので、王宮の建物跡とかプールの跡とかがあって興味深い

しかしまぁこんな岩山の頂上まで、電気も無い時代にどうやって水をくみ上げたのか気になったが、水車のようなものを使って、下の貯水池から人力でくみ上げていたらしい。
コブラ岩

そして下山。別角度から見たライオンロック
シーギリヤのガイドのおっちゃんの懐事情
今回は一人では無く、ガイドさんと登りました。

コロンボ空港からシーギリヤまではタクシーを往復でチャーターしているので、当然この日もホテルからシーギリヤの入場門まで運ちゃんに送ってもらえます。やっぱりツーリストカーのチャーターは良かった。
運ちゃんと談笑している内にシーギリヤロックの入口まで到着。駐車場ではガイドさんがスタンバっていて、日本人が乗っていると見るや否や、大勢のガイドがワラワラやって来ます。
そのうちの一人に話しかけることに。ガイドの言い値は3,000Rsだったけど、運ちゃんにも協力してもらいながら2,000Rsにしてもらいました。
ガイド氏いわく、もうかれこれ25年程、シーギリヤで英語ガイドをしているとのこと。
登りながらガイド料金の話になったので、どれくらい儲かるのか聞いてみた。いつもは1回登るたびに、最低20USドル(=3,000Rs)くらいは貰っているので、今回は特別安い。とのこと。
さらに聞いてみると、今でも最低1回/日は登っている。昔はもっとすごくて、1日4往復くらいしていた、とのこと。
さすがに毎日は登れないとして、実働1ヶ月25日。1回につき20ドルなので、25日×20ドル=500ドル。今でも月収500ドル近いくらいはある計算になる。スリランカの公務員の平均月間所得が150ドルくらいらしいので、シーギリヤガイドはかなりの高給取りの様子。
このおっちゃんの最盛期のように、1日4往復だと20ドル×4回/日×25日=2,000ドル/月!わぉ!
ちなみに、シーギリヤには日本語ガイドが3人くらい居るらしいが、日本語ガイドだと言い値は50ドル。しかも日本人はちょっと値下げするだけで済むらしいので、仮に40ドルまでまけたとしても、25日×40ドル=1,000ドルと、かなりのお金持ちのご様子。
まぁ少しは値切ったとしても、彼らもガイドになる為に一生懸命勉強したらしいので、その対価としては妥当な金額ではないでしょうか。
こっちとしても、それほど大きな金額ではないし。ガイド料金は自分が納得できればそれでオッケーね。