
アメリカ8日目はいよいよ目玉のひとつ、グランドキャニオン観光へ。
観光客に人気の行き方は、ラスベガスやロサンゼルスからツアーに参加して行く方法。だけど今回はグレイハウンドのバスを使ってのアメリカ旅行ということで、アリゾナ州の田舎町:フラッグスタッフからバスで向かうことにした。
本当はウィリアムス(Williams)という街から向かった方がグランドキャニオンに近いのだが、あいにくグレイハウンドのバスは停車しないので、今回はフラッグスタッフから向かう。
フラッグスタッフからグランドキャニオンへ向かう際に使ったバスは「Arizona Shuttle」
この会社はフラッグスタッフからグランドキャニオンへ3往復/日(閑散期は2往復/日)バスを運行している。バスといっても観光バスのような大きなものではなく、バンを利用した小さなバス。ネットの事前予約が可能で、クレジットカード払いも出来るのでとても便利。
朝7時30分にフラッグスタッフを出てグランドキャニオンに向かう便と、夕方6時15分にグランドキャニオンを出てフラッグスタッフに戻って来る便を予約した。お値段は片道28ドル、往復56ドルとツアーと比べると破格の安さ。(当時1ドル=70円なので、4,000円弱でグランドキャニオン往復だった!)
フラッグスタッフからグランドキャニオン行きのバスは朝7時30分にアムトラック(Amtrak)の駅から出るとのことで向かう。

朝の7時15分頃に駅に向かうと、バスを待っている人が3人程。その内一人はなんと日本人。小さな街なのにやたらと日本人に出会う。笑
乗客たちと話しをしていると係のおじさんがどこからともなくやってきた。早速乗車名簿を見ながら本人確認をされ乗車。狭いバンだが、10人乗りくらいの車に客3人+運転手1人なので車内は快適そのもの。
フラッグスタッフからグランドキャニオンのサウスリムまでは120〜130キロ、時間にして1時間30分くらいで着く。

バンはとにかく飛ばす飛ばす。あまりにも飛ばすので乗っていてとても気分が良くなってくる。笑
およそ1時間30分でグランドキャニオン国立公園の入口へ、入場料6ドルを支払って中へ。天気も良くていい感じである。


まずはビジターセンターへ向かう。ここはグランドキャニオンの成り立ちや生息している動植物、人間の関わり方など一通りのものが展示されている。パンフレットだけ貰って早速グランドキャニオンの淵へ向かう。

ビジターセンターから2分程歩くと、いきなり視界が開けて、目の前に巨大なグランドキャニオン!

さすがに凄い!感動してしばらく絶句してしまった笑。
写真では上手く伝わらないが、とにかく凄い。凄い以外の言葉が出て来ないくらいに凄い笑

しばし唖然・・

ジョン・ウェズリー・パウエル (John Wesley Powell)
最初の発見者の記念碑とグランドキャニオン。
写真や映像でグランドキャニオンの事を知っていてもこれだけ感動するのである。事前の情報など無しでいきなりこの光景を見たら一体どうなることやら。多分この人は相当ビビったと思う笑

ふと横を見てみると、何やら断崖の上に人が立っている!そんなところに立つと危ないよ!

気になったので行ってみた笑。横から見ているよりは幾分スペースがあって広めなので座ってゆっくり眺める。

それにしてもグランドキャニオン、静か。というか無音。
12月の平日という、比較的人の居ない日時に来たというのもあるのだろうが、無音。音が無さ過ぎて逆に怖いくらい。

ところでグランドキャニオンの谷底にはコロラド川という川が流れているのだが、どうやら谷底まで下りる事が出来るらしい。せっかくなので、谷底に下りる「Bright Angel Trail」に行ってみることにした。ちなみに谷底まで下りる場合は必ず1泊する必要があるらしい。それほど遠いので、今回はちょっとだけ下りてみる事にした。


崖沿いの道を下る事が出来る様になっている。だが、もちろん柵なんてものは無い。


ちょっとでも足を踏み外すと谷底までさよーならー。
その後歩き続けて、ある程度のところまで下りてきたので、先を見てみる。


まだまだ先は果てしない笑

いやー。想像以上にでかいぜグランドキャニオン
とここまで下りて来たが、先は果てしないのでこの辺で切り上げる。谷底の宿泊施設「ファントムランチ(Phantom Ranch)」は予約制とのことだが、いつかは行ってみたいと思う。ちなみに予約はかなり先まで埋まっている模様。
その②(グランドキャニオンのサンセット)へ→こちら