デリー市内は見どころ多し
インド4日目のこの日はデリー市内を観光する予定。
インド旅行の初日から、プライベートカーを付けてゴールデントライアングルを2泊でまわる弾丸ツアーをしてきたが、この日は深夜(正確には)翌日1時発の飛行機の時間までフリー。と、いうことでデリー市内観光をすることに
とはいっても、デリー市内にはざっと列挙するだけでも
- クトゥブミナール
- フマユーン廟
- インド門
- 赤い城ラールキラー
- ジャマー・マスジット
- オールドデリー
- コンノートプレイス
と見たいところがかなり多い。しかもデリーといえば大渋滞で有名。一度渋滞にはまると軽く1時間は拘束されそう。なので今回はメトロ+リキシャを使って回る事にした。
ざっと考えたプランはこんな感じ
まず、メトロでクトゥブミナールへ、そこからまたメトロに乗ってフマユーン廟へ、そこからオールドデリー地区までメトロで移動し、ジャーマスジット、ラールキラー、チャンドニー・チョウク(デリーの下町)、コンノートプレイス、インド門の順で観光することにした
その前に腹ごしらえ。ホテルの近くにあった小さなレストランへ
とにかく安い!100Rs(=160円)で一通りのものは食べられる。これがインド人庶民の相場なのかな。
隣の人が頼んでいたものを注文。見かけはあんまりよろしく無いが、味は結構いける。食後にチャイまでついてきてお値段60Rs(=96円)。やっす!!
デリーメトロを使うなら Travel Card が便利
朝食後、一旦ホテルへ戻り準備。そして泊まっていたCottage Yes Pleaseをチェックアウトし向かったのは、最寄りのメトロ駅「Ramakrishna Ashram Merg」駅
電車に乗ろうとしたが、トークン(切符)売り場はこのありさま。ところが並んでいる脇では、トークンを買わずに改札をくぐっていく人たちの姿が。見てみると何やらicカード的な何かをかざしている。
と、いうことで毎回トークン買うのも面倒なので、デリーメトロ版Suica「Travel Card」をお買い上げ。ちなみにこの切符売り場では無く、改札横のいわゆる「係員のいる通路」のところで買えます。お値段150Rsだったが、間違って250Rs渡してしまった(後から気がついた)
ちなみに裏面はナマステ
朝の通勤時間帯ということもあって電車は激混み。通勤ラッシュ時の山手線の状態の電車しか来ません(笑)これはすこし落ち着いた後に取った写真。みんな列に並ぶ概念がないので早いもの勝ちです。割り込まないと乗れません。
と、こんな感じで混雑していたが、大きな駅を過ぎる度に人は減って行き、クトゥブミナール駅に付く頃には、余裕で座れるレベルに。
クトゥブミナールへ
メトロの「クトゥブミナール」駅からは、ちょっと距離があるのでリキシャに。改札を出ると駅前にたむろしているドライバーが駆け寄ってくるので、足が無いなんて心配はご無用。いつものように築地市場を彷彿とさせる競りをして貰い、一番安かったドライバーに乗せてもらう。駅からクトゥブミナールまでは30Rsだった。
入場料を払って公園内へ。うーん、でかい!
ちょうど地元の学生が見学旅行で訪問中。学生にしてみたら外国人が珍しいのか、ジロジロ見られる。だけどこっちが挨拶を返すと、急に恥ずかしそうに顔を背ける(笑)学生のこの反応はどこの国でも同じだね。
さて、このクトゥブミナールは奴隷王朝(13世紀頃)、戦勝を祝って建てられたもので、高さはなんと73メートル!とにかくでかい。
見上げないと見えないレベル
そして近寄ってみると、文様と色使いがスバらしい!これだけ大規模で大胆な建造物である割に、文様は繊細で綺麗。コーランの章句を文様化したものらしいが、このレンガの色使いと模様は好きだなぁ。
他にもここには3-4世紀頃に鋳造された鉄製のポールもある。純度が相当に高いらしく錆びていないとのこと。学生に人気のスポットでした
その他にもここにはインド最古のモスクがあったりと、見ていて飽きない
そしてモスクのさらに奥には、何やら巨大な塔の建造跡が。これはクトゥブミナールの2倍の高さ(=140メートル!)を目指して建設された塔らしいが、途中で王様が暗殺されたためそのまま放棄されたらしい。
だけど何で同じものを建てようとしたかな。前の王様とは差別化して別の巨大モスクでも建立したほうが良かったんじゃないの?モスクなら目的が明確だから王様が死んでも、建設は続行されそうだし(笑)
ま、もし完成していたら、クトゥブミナールは間違いなく今より有名になってたな〜。
タージマハルのお手本 フマユーン廟
クトゥブミナールを後にし、続いてはフマユーン廟へ向かうべくメトロに乗車
メトロは近代的で清潔で快適
クトゥブミナール駅からイエローラインに乗車。途中でバイオレットラインに乗り換えて、JLN Stadium駅へ。駅からフマユーン廟まではリキシャで50Rsで行けた
ここはインドイスラム建築の最高傑作とも言われていて、後に作られたタージマハルのお手本となったモスク。
入場料を払って、中へ。立派な門を抜ける
でーん!!いやー・・すごい
左右対称だし、滑らかな曲線きれいだし何と言うか、言葉に表せないけどこれ凄い
中にも入れるようなので向かう。イスラム建築の門って良いよね。この形状と文様の細やかさと、何か見ているだけで落ち着く感じだし
ちなみに内部はこんな感じ。フマユーン廟というだけあって、ここもタージマハル同様お墓。お墓以外には何も無い
天井は高い
内部は風が吹き抜けるし、静かだし、何だか不思議と落ち着けるので。ここで30分くらいぼーっとしていた。
外から見た図。角度を帰ると不思議と別の建物に見える
インドらしく南国の木と。雰囲気ありますな
真っ正面から最後にパシャリと。
ここがインドイスラム建築の最高峰だといわれる理由も分かるくらい素敵な建造物でした。ここはオススメスポット!
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