クラクフの聖マリア教会へ
この日は大晦日なので、クラクフの旧市街地の真ん中の広場で開催されるカウントダウンイベントに参加すべく、ヴィエリチカ岩塩坑の後はクラクフへ電車で戻る。
電車でクラクフに到着後、一旦ホテルに戻り、まずは中央広場にある聖マリア教会へ。大晦日なので人通りも昨日より多め。
聖マリア教会は、この日の朝、ヴァヴェル城に行った帰りに立ち寄ろうと思ったが、ちょうどミサの時間帯だったので後回しにしていた。
大晦日だったが、教会は通常営業で夜8時くらいまで入場可。正直、聖堂の中に入るだけだったら、一般のprayer onlyと書いてあるところから入ってしまえば良いのだが、それだと教会の後方部分の一部しか見られないし、クリスチャンでも無いのにその手法で入るのは罪の意識しか無いのでちゃんと入場料を払って入る。
観光用の入口は、広場を背にして聖堂の右側にある。
内部はこんな感じ。
とにかく天井が高い。内部の高さは60メートルほどで、尖塔を含めると80メートルだとか。完成したのは13世紀で、今日行ったヴィエリチカ岩塩坑の掘削が始まったころと同じくらいのタイミング。
教会の祭壇はポーランドでも随一の規模のもので、国宝に指定されているらしい。
内部はゆっくりとできるので、ベンチに座って写真を撮っていたら、係員に写真撮影料として5ズロチ請求された。取りあえず払ったが、写真撮影も含めて入場料金にすれば良いのにと思う。
こういう教会・寺院・モスクなんかで写真撮影をしている観光客を見ていると(自分も含めて)、キリストの様子が描写されている祭壇や、祈りの場である教会の内部で遠慮を知らずパシャパシャと写真を撮影する観光客(特にその宗教では無い人)達の行動は、敬虔なクリスチャンには理解しがたい行為なのかもしれないので、その行為の料金としての写真撮影料なのかと思ってみたり。。。
とまぁいろいろなことを考えていると30分くらい経ったので、外に出た。
クラクフのレストラン『U Babci Maliny』とウォッカバー
さて、聖マリア教会訪問を果たせたので、クラクフの旧市街地の観光名所と呼ばれる場所はほぼほぼ制覇した。早速、カウントダウンイベントが開かれる市街地中心の広場へ向かうが、時間が早すぎたようで準備している段階だった。
早すぎたとはいえ、既に20時近く。さすがにもう準備できていないとまずい時間帯なのだが・・まだ出来ていなかったww
あと4時間近く寒い中待っているのもイヤなので、食べ飲み歩きをすることに。
まず向かったのは、地球の歩き方にも載っているレストラン「U Babci Maliny」へ
このレストラン、地下がセルフ式の食堂になっていて、中でポーランド料理が食べられる、とのことでチョイス。
さて、意気揚々と向かったのは良いが、googlemapが指す場所に行っても入口が見当たらない。
ここで間違いないはずと思った場所も、違う建物しか無くて入口がない。
どこかと思って、暫くの間ぐるぐるしていたがふと見上げるとそこにはお店の看板が。ということはこの中か、と確信し中へ。
建物の中に入って、一旦中庭に出ると
やっぱりここでした!何ともまぁ分かりにくい不親切設計ww
さて入るまでに10分くらい時間がかかったが、肝心のお食事はまずまず。注文したのはポーランド名物!と書いてあった肉料理とライス、とビール
これがお食事。肉料理は文句無しに美味かったのだが、お米の炊き方が中途半端で固くなっていたのが残念。とはいえこれだけ頼んでビールおかわりして600円ほどだったのでまぁ良し。
食事もして満足したので、そのまま向かったのはウォッカバーの「Pijalnia Wodki i Piwa」
ウォッカバー自体はクラクフにたくさんあるのだが、このお店はかつての共産主義時代を彷彿とさせる内装が売り。
壁には共産政権下時代のプロパガンダ新聞などが掲載されている。民主化されて30年近く経つが未だにこれが懐かしい人も多いらしく、後から入ってきたおばちゃん軍団は、新聞を見ながらあれこれとぺちゃくちゃ喋っていた。
肝心のウォッカ。アルコールが強いはずだが飲みやすく、3杯ほどくいっと飲んでしまった。次回の旅行はロシアでウォッカ飲み歩きツアーなんてのも良いかもしれないww
中央広場の年末カウントダウンイベント
さて、時間になったのでようやく中央広場へ。このときの時間は23時30分頃。それまであまりの寒さに耐えきれず、ホテルに一旦戻り、BBCなんかを見てた。
中央広場へ向かう道はさすがに混雑していた
カウントダウン会場へはテロ対策のためか、荷物検査なんかもあって結構物々しい雰囲気。
ここが会場
ステージではポーランドの有名な?女性歌手が歌っていた。けど曲選がイマイチなのか、この雰囲気でバラードの曲ばっか歌うもんだから、周りからもブーイングされてたww
ステージはとにかく派手
何が派手って色使いが派手。光線とか使いまくり
新年まで残り1分を切ったくらいからカウントダウン開始。あと10秒ほどのところでちょっとフライング気味に飛び出す花火ww
そして新年になったタイミングでピカーっと!
花火もどーんっと!
周りではどこから持ち込んだのか手持ちの花火を炸裂させる観客が、髪の毛に花火の火の粉降って来て熱かった。危うく髪の毛燃えるところだったぜww
聖マリア教会をバックに花火。この時花火がよからぬ方向に飛んで教会に直撃!なんて状況も結構見たww 色々と大丈夫かよww
そしてもはやイベント事にはお決まりの泥酔し倒れた人間を救出に行く救急車。これは万国共通。
一通り見てからホテルへ戻るために帰る時に一枚。新年明けて15分くらいしか経ってないけど、みんなさっさと帰っているww
結構淡白なんだなぁと思いながらホテルへ帰還したのだった。